【新説提案】
①『バニラ』
②『石見銀山の銀』
③『スペイン・ポルトガル』
④『フィナンシェ』
島根県大田市『石見銀山』の地で4点が天然バニラ専門洋菓子店BonBonVoyageにて繋がる。
結論:
BonBonVoyageが作る『天然バニラフィナンシェ』は『石見銀山』に縁(ゆかり)のある『スペイン・ポルトガル』『銀』。それらにBonBonVoyageが追求する『バニラ』を掛け合わせ、『石見銀山』を象徴する新たなお土産菓子として新提案します。
バニラは、メキシコと中央アメリカ、南アメリカのいくつかの熱帯地域に由来するラン科に属する被子植物です。
バニラは元々メキシコが起源とされ、アステカ族やトトナック族などの先住民が、宗教儀式やチョコレート製の飲み物の香り付けに使っていたそうです。
スペインとポルトガルの帝国が世界貿易を拡大した1500年代、コロンブスやバスコ・ダ・ガマによる新大陸発見で大航海時代が始まり、ヨーロッパ諸国による海外進出が活発化していました。そしてスペインが中央アメリカを征服した際に、チョコレートや唐辛子、トマトなどと一緒に『バニラ』もヨーロッパへ持ち込まれました。
その頃『銀』は世界で最も需要のある商品となりました。メキシコのグアナファト、ボリビアのポトシ、そして灰吹法の導入後の『石見銀山』などで採掘された銀は、世界経済の潤滑油となります。
日本にキリスト教を伝えたスペインのフランシスコ・ザビエルは、インドのゴアからポルトガルのシモン・ロドリーゲス神父にあてた手紙に「カスチリア人はこの島々(日本)をプラタレアス(銀)諸島と呼んでいる。(中略)このプラタレアス(銀)諸島の外に、銀のある島は発見されていない。」(『1552年4月8日付けゴア発パレード/シモン・ロドリーゲス宛書翰』)と書かれており、当時日本が世界における銀の一大産地であったことがわかります。
R・AS MINASDAPRATA
銀鉱山王国
『石見銀山』は世界でこう呼ばれていました。
バニラに話しを戻すと、2013年まで1キロあたりの平均価格が約6000円でしたが、2018年は10倍近くの約6万円にまで高騰。銀の平均小売価格を上回る勢いでした。
『バニラと銀』
現代においてもリンクしてくる両者。バニラの価値が正当に再評価された結果でもある。価値は同格。
そして『フィナンシェ』
フィナンシェ(financier)はフランス語で、「金融家」「お金持ち」を意味する言葉です。 金融街で働く方々にとって縁起の良い金塊・金の延べ棒をイメージした美しい焼き色と長方形が特徴のお菓子です。
延べ棒と言えば『金』の延べ棒を想像しがちですが、延べ棒は『銀』の延べ棒も存在します。
17世紀前半の石見銀の産出量は年間約1万貫(約38t)と推定され、世界の産出銀の約3分の1を占めていたといわれる日本銀のかなりの部分を産出していたと考えられています。そして『銀』を世界中に運んでいた『スペイン』が同時期にメキシコから『バニラ』をヨーロッパへ運んでいた。この時期『銀』と『バニラ』はヨーロッパを席巻していたと考えられます。
500年前世界中に流通していた『石見銀山』の『銀』。同時期にメキシコから『スペイン』によって運ばれヨーロッパ中に広まった『バニラ』。そして『銀』の延べ棒をイメージした『フィナンシェ』。この『フィナンシェ』の由緒に『石見銀山の銀』がピタリと重なり、『バニラ』を使う事でひとつの物語になるのではないかと思い立ち、考察した次第です。
BonBonVoyageはこの『フィナンシェ』を
R・AS MINASDAPRATA ® No.9 NATURAL VANILLA FINANCIER
(ラ・アス ミナスダプラタ® ナンバーナイン 天然バニラ フィナンシェ
と命名し『石見銀山』の新たなお土産菓子として御提案いたします。
※『R・AS MINASDAPRATA ® 』『銀鉱山王国®』は只今BonBonVoyageに於いて商標登録出願中です。
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新ブランド『R・AS MINASDAPRATA®』開始
Posted by gotokatsuya on